子どもたちの歩数が激減!! 歩かないことのリスクって??
2020/11/12
ある調査によると、現代の子どもたちは昔の子供たちに比べ、
1日の歩数が激減しているそうです。
この30年近くで子どもたちの1日の歩数は約27,000歩から約13,000歩に減り、
行動半径が1万歩以上狭くなっていることがわかりました。
子どもが歩かなくなった理由は、都会と地方では原因が異なると分析されています。
例えば、都会の子供は「放課後も習い事で忙しく(身体を動かし遊ぶ)時間がない」
「公園に行っても友達がいないので家にこもってしまう」などが理由として挙げられ、
一方、少子化・過疎化が進む地方では「小中学校の統廃合が進み、子供たちは車で離れた学校に通う」
など移動手段に車が多く利用されることが原因とみられています。
いずれにしろ、現代の子どもたちの歩数は減少し、歩かなくなることで、
学習意欲や生活習慣の悪化につながることが、明らかになってきています。
あまり歩かない子供は「体調が悪い」「寝つけない」「便秘になる」「やる気が出ない」
「学校に行きたくない」などの問題を抱える割合が多くなることや、
小中学生では、歩数が多い子供ほど体力や運動能力が高い傾向がみられたという
研究結果も出ています。
また子供が歩かなくなったことと同時に、取りざたされているのが「浮き指」の問題です。
浮き指とは足の指が地面に接していない状態で、重心がかかとに偏っている状態の事です。
現在、小学生の約8割近くがこの「浮き指」だと言われているのです。
「浮き指」だと、重心が後方にあるため転びやすく、全身のバランスを取るため猫背になりやすく、
また全身の敏捷性が失われるため運動量が減り、肥満の原因にもつながると言われています。
幼児期にはなるべくたさん歩き、身体を十分に動かすことが重要なんですね。
「子どもだけで外に遊びに行くのは心配だから…」「歩かせると時間かかるし…」
ついつい大人の都合で子供が歩く機会を奪っていないですか?
生活が便利になっていくぶん、今の時代は大人も子供も
「歩く」ということを意識して
過ごさなければいけませんね。
子どもの足の現状報告!!
現代っ子の足が退化の危機に。