子供が歩くと何かいいことあるの?
2015/08/18
子どもが歩くとどんなメリットがあるのでしょうか?
全身の筋肉2/3は下半身についていて、それに伴い数多くの血管が身体の隅々まで張りめぐらされています。
歩くとき足は3段階に大きさを変化させます。
その1:足を地面から浮かすと足は少し縮みます。
その2:その時地面に着いている片足は全体重がその足に乗り大きくなっています。
その3:踵もしくはつま先のみ地面についている時が、その中間の大きさとなっているんです。
それらの筋肉が歩行と共に伸びたり縮んだり、大きくなったり小さくなったりしながらポンプのように動き、
筋肉の刺激により血管の伸縮活動を呼び起こし血流を良くしていきます。
まさに、身体の中の血を重力に逆らって循環させるために用意されたポンプの役割をしているのです。
こうして体中隅から隅まで血行が良くなれば
大脳への血の巡りも良くなり頭の働きも活発になり
育ちざかりの体内細胞も新陳代謝の働きで成長促進にもつながっていきます。
それで、「第2の心臓」と言われているのです。
また、歩いているときには3つの機能が働いています。
その一つは、覚醒機能:頭をスッキリ冴えた状態にさせる機能
二つ目は、情報処理機能:情報を受け記憶し理解する機能
三つ目は、意図的行為機能:注意力・集中力・意欲などの機能です。
頭にもよさそうですね。
また、「歩く」ことで筋肉はもとより5感で変化を感じることが出来るので
神経系からの刺激が脳に伝わり脳の働きが活発になっていくのです。
子供にとって歩くって良いことずくめですね。