偏平足でも俊足・・・・・でも
運動会は、子どもたちが主役の行事。
特に、徒競走やリレーは花形競技ですね。
俊足男子は異性に好意を抱かれるのは太古の昔より一緒だそうです。
・・・・・・その理由とは・・・・・・・・
昔、狩猟により食料を調達してきた。
男は狩りし女に食べ物を提供してきた長い歴史がある
男が狩猟をしなければ生活が出来なかった。
馬やバイクが無かった為、走って獲物を取らなければならない。
そんな中、俊足であれば獲物を取るのにも断然有利なわけです!
小・中学生の時に俊足男子がモテる理由は、女性の本能という説もあるくらいです。
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話は、脱線しましたが 人が足を使って移動する機能として土踏まずというものがあります。
足の内側底面が 地面より浮いている部分(偏平足の方は浮いていない)を土踏まずと言います。
広辞苑には「足の裏のくぼんだところ」と書いてありますが。
-赤ちゃんはみんな偏平足-
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土踏まずが果たす役割は、
1:歩いたり、走ったりした時の衝撃を吸収するクッションのような役割
2:体のバランスをとるセンサーの役割
3:踵を正しい位置に形成してくれる役割
4:正しい姿勢を保つ役割
など、日々の暮らしに欠かせない機能です。
子どもが走るときに 土踏まずが活用されているのは、1・2・4としての役割が大きいでしょう。
でもでも、幼稚園・保育園の頃は 偏平足の子の方が俊足だったりしますよね。
偏平足の子でも俊足なのは!なぜ!?
「子どもの成長は足で決まる。」にも、
”幼児の体力と足変形の関係”を解明しようと体力測定(10m加速走)と偏平足に関する事をP70に記載していますが、5~6才の年長児の場合その差は、顕著に表れなかったのです。
書籍は↑↑↑クリック。
なぜでしょう??
それは、まだ「気力」でカバー出来る体重だからと思います。
でも、追跡調査していくと3年生の頃から徐々に土踏まずがある子の方が走りが速くなり偏平足の子が遅れる傾向あります。
となると、体重が男子27kg 女子26.5kgくらいから、「土踏まずの有無が影響し始める。」と考えても良いでしょう。
未来志向で子どもの足を考える。
足測定現場にいると、土踏まず形成の変化は 4歳くらいではっきりしてきます。
ちょうど 年中児~年長児にかけて土踏まずが作られてくるのです。
年長児になっても土踏まずが無かったら 慌ててください。
それ以降の年齢だと土踏まずの形成は日々難しくなっていきます。
小学3年生で土踏まずが出来てなければ、その子は生涯偏平足で過ごすことになるやも知れません。
それほど土踏まず形成には、年齢制限があるのです。
ー生涯の歩行距離ー
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どうしたら土踏まずがある子に育つのか?
数多くの幼稚園や保育園で園児の足測定すると、年長児100%土踏まずがある園と全体の20%しかない園もあったりと様々。
数年かけて継続的に測定してもその数にはあまり変化はありませんでした。
ということは、土踏まずの形成は環境によって左右されるということですね。
〇土踏まずがある園の特徴は、荒れた野原や公園に出かけることが多く「歩く」ことを大切に考えている園。
〇また逆に土踏まずがない園は、お部屋遊びが多く「じっとしている」ことを大切に考えている園。
このように習慣の違いで、土踏まずが形成されたり、されなかったりするのは親として本当に怖い事です。
幼児期の内に、わが子の土踏まずをしっかりチェックして下さいね。
もし、お子さんが偏平足だったら
5歳を過ぎても偏平足だったら生活習慣の中に土踏まずをつくる行為を取り入れましょう。
-子どもが歩くメリット-
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1:足指マッサージ
2:歩数をカウント(1日15000歩~20000歩以上が理想)
3:休日や長期休暇の時は 山登りなどできる限りでこぼこ道を歩く
4:土踏まず形成用インソールを外靴・上靴に装着しておきましょう。
5:足指が自由に動く「上靴・外靴」に変更する。
ーおススメ上靴ー
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など、できることは沢山あります。
俊足で、身体のバランスがよく、動きが俊敏な子に成長するために お子さんの土踏まずに注目してください。
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