子どもの外反扁平足って!
2018/07/01
外反扁平足(がいはんへんぺいそく)って聞いたことありますか?
普段聞きなれない病名を聞くだけで「この子はどうなっちゃうの?」と心配になりますよね。
今回はそんな聞きなれない病気、外反扁平足についてご紹介します。
正しく知れば大丈夫!まずはママがしっかり病気について理解しましょう。
子供の足は、成長ととともに土ふまずが、形成されてきます。
最初は平らな赤ちゃんの足の裏ですが、土ふまずは通常3~4歳のときにはっきりしてきます。
しかし何かの原因でアーチ構造が出来ないため、立った時に足の内側が床にべったりくっついている足ことを「扁平足」といいます。
また、立位で足を後ろから見たときに、踵の骨(踵骨)が内側に倒れている状態を「外反足」と言います。
これらが合わさったものを外反扁平足と言います。
土ふまずは衝撃を吸収してバランスを保つ働きがありますので、
そのため、歩いたりジャンプをすることはもちろん、立つことや足を広げて
バランスを保つことが難しいのが外反扁平足の特徴です。
外反扁平足とは偏平足の中でも歩行困難なるケースなど重たい症状になることがあります。
また成長し体重が増し、運動量が増えた時に、膝や股関節に痛みを感じたり、ねんざや骨折を招きやすくなります。
歩き方も特徴的で、内側に体重がかかるためX脚に見えます。
靴の減り方も内側が擦り切れるように減ってきます。底というよりも内側の表面が擦り減るのです。
そのため、通常よりも靴の寿命も短く、内側にひずんでくるので何足も履き替えることになります。
また、運動が苦手で特に走るのが遅く、症状が重くなると歩くのさえ困難になってきます。
大人になってから発症するというケースはあまりなく、子供の頃からそうだったとか、
小さい頃はそうだったけど自然と治ったというケースが多いのがこの症状の特徴です。
従って、子供の頃、妙に内側に体重をかけて歩く癖があるとか、足がX脚になっているとか発見したら外反偏平足を疑い、
そうであればすぐに治療が必要です。
子供の頃に治療しておかないと、成人になってからではの完治は難しいのです。
予防としては遊びや日常生活の中で足の裏の筋肉を使うことが大切になります。
足の裏の筋肉を使うことで外反偏平足の発症を抑えると期待されています。
具体的には滑り台を下から上ったり、ジャングルジムや上り棒で遊ぶということがあります。
お子様の足変形は子ども時代でこそ改善できますが、成長するにつれて
骨化が進み改善が難しくなってくるので、早期の発見が何よりも大切ですし、
症状によってはすぐに改善していきます。
原因や症状などその病気について知っていくことで少しでも不安を取り除いていけたらなと思います。